生理学シリーズ ~ 血液 ~

血液とは?

血液は血管内を循環する赤色の液体であり、体重の約8%をを占めている。

全血液の25%が出血してしまうと命の危険にさらされてしまう

血液は、それほど重要な役割を担っている。

今回は、血液について簡潔にまとめてみた。

血液の成分

血液は、細胞成分である血球液体成分である血漿からなる。

血球は、赤血球や白血球、血小板などから構成されている。

血漿は、水や無機質、栄養物、老廃物、血漿タンパク質などが含まれている。

血液の機能

栄養素・老廃物の運搬

酸素・二酸化炭素の運搬

ホルモンの運搬

体温の保持

酸・塩基平衡の調節(pH調節)

体液量の調節

生体防御

① 栄養素・老廃物の運搬

消化管から吸収された栄養素は、血液を介して組織・臓器に運ばれる。

また、組織から生じた老廃物も血液により運ばれ、肝臓で処理されたり、腎臓から排泄される。

② 酸素・二酸化炭素の運搬

・酸素の運搬

ヘモグロビンが酸素と結合する割合は、まわりの血液の酸素濃度が高いほど多くなり、低いほど少なくなる。

つまり、酸素濃度の高い肺では酸素と結合し、酸素濃度が低いところで酸素を放出することで、酸素の運搬を行っている。

・二酸化炭素の運搬

末梢組織に生じた二酸化炭素は、毛細血管で赤血球中に入り、主に炭酸脱水酵素のはたらきで、炭酸になる。

炭酸は、炭酸水素イオンと水素イオンに解離した後、炭酸イオンは血液中に戻る。

一方、水素イオンは主にヘモグロビンと結合し、末梢組織から肺に運搬され、肺で再び二酸化炭素になり、呼気中に排泄される。

③ ホルモンの運搬

種々の内分泌器官で生成されたホルモンは、血液により標的臓器に運ばれ、生理作用を発現する。

④ 体温の保持

筋肉の収縮などで生じた熱を受け取り、全身を循環して熱を均一に分布させることで、体温を一定に保っている。

⑤ 酸・塩基平衡の調節(pH調節)

血液の pH は 7.3~7.4 である。

血液中に存在する炭酸水素・リン酸緩衝系、また、肺から二酸化炭素を排泄したり、腎臓から酸・アルカリを排泄するなどして、血液の pH を 一定になるように維持している。

⑥ 体液量の調節

血圧や毛細血管の透過性などによって、血液と組織間液との水の出入りを調節することで、体液量を調節している。

⑦ 生体防御

止血機構や免疫機構により、細菌やウイルスなどの異物から、体を守っている。

参考図書

・櫻田 忍, 櫻田 司 編集:機能形態学, 改訂第 3 版, 南江堂, 2014

参考URL

血液は何でできている? | 流れる・運ぶ(4) | 看護roo![カンゴルー]

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